株式投資にうまく活かせる良書

大竹啓裕著「ストックビジネスの教科書」を読みました。本書では自営業者のかた向けに、「自家ブラック化」という負のスパイラルから抜け出すために必要な、ストックビジネスを構築するための考え方が書かれています。
内容は自営業者のかた向けですが、株式投資をするうえでも参考になる考え方・視点が多数あり、そういった視点から読んでいくとまた違った面白さのある本です。

ストックビジネスの要点その1・継続収入があるかどうか

本書で掲げるストックビジネスの特徴はふたつあります。そのひとつが「そのビジネスは継続的な収入が見込めるか」です。
ストックビジネスとは収入が「貯まる」ビジネスです。収入が貯まるビジネスにするには、継続的にお金が入ってくる必要があります。
本書では「貯まる」ストックビジネス構築のために、17のビジネスモデルと8つの課金モデルを提唱しています。ビジネスモデルと課金モデルの提唱のほかに、ストックビジネスに見えるけど実はそうではない、ニセのナンチャッテストックビジネスの見分け方も書かれていてその点も参考になります。
ニセのナンチャッテストックビジネスの見分け方がわかると、株式投資をするうえでも地雷を踏む確率を若干ですが下げる効果もあります。地雷を踏む確率を若干でも下げることで、不安定な株式市場でしぶとく生き残れるというわkです。。

ストックビジネスの要点その2・他者に売れるかどうか

本書で掲げるストックビジネスのもうひとつの特徴は「他者に売れるか」です。他者に売れるということは、そのビジネスが特定の人間・設備に依存していないことを表しています。
特定の人間・設備に依存しないということは、誰がやっても収入が変わらないということです。誰がやっても収入が変わらないということは、それだけ収入の安定性が高くストック性が高いことがわかります。
誰がやってもあまり収入が変わらないというのは、他者にそのビジネスを売れるかどうかの目安になります。そんなおいしいビジネス通常他者に売らないとは思いますが、(いい意味で)誰がやっても収入が変わらなさそうだと思うビジネスはストック性が高いです。

事業を始めるうえでも、株式投資をするうえでも参考になります

自営業者の脱ブラック化を目的に書かれているだけあって、それらにかんするヒントはふんだんに盛り込まれているのが本書です。
本書に書いてあることそのままを鵜呑みにはできませんが、これから小さくビジネスを始めようとするかたにはおすすめの一冊です。

株式投資をするうえでは、いい企業を見つけるためにも役立ちますが、ニセのナンチャッテストックビジネスを見極めて地雷を踏まずに損失を回避するのに役立つ一冊です。