実は侮れない日々の節約の価値

投資に必要な種銭を貯めるためには、どうしてもまずは稼ぐことを考えがちです。例えば一万円を稼ごうと思えばそう簡単にいかないのは、サラリーマンであろうと自営業であろうと同じであると容易に想像できます。
一万円稼ぐことは、うまいこと自分の手ではコントロールが効くものではありません。しかし逆に一万円節約しようと考えればどうでしょうか。一万円の節約であれば、自分の手のコントロールが効きやすく、一万円稼ぐのと比べればずいぶんハードルが下がります。
稼いで手に入れた一万円も、日々節約して浮いた一万円も同じ一万円です。そう考えていくと、節約というものは案外侮れない存在だと気付きます。
節約の偉大さは、明治の偉大なる大富豪・本多静六先生が実証済みです。本多静六著「私の財産告白」で配当金生活の種銭の貯め方を学ぶという記事で、本多先生が実践した節約の偉大さについて書いています。

自分の手のコントロールの効きやすさは大事

自分の手のコントロールの効きやすさを考えていくと、投資に必要な種銭作りの基本というのは、一にも二にも節約ではないでしょうか。
節約がなぜ種銭作りの基本なのかといえば、繰り返しですが自分の手でコントロールが効きやすく、思い通りにいくことが比較的容易であるからです。
日々の節約が大事であることは、アメリカにいる表に出ない億万長者・となりの億万長者たちによって証明されています。億万長者たちが日々の節約を実践しているのであれば、私たちがやらない手はないのではないでしょうか。

成功の秘訣は倹約!・倹約!!倹約!!!一にも二にも倹約!

となりの億万長者達が一番心がけていること、それは一にも二にも倹約!・倹約!!倹約!!!です。
勿論倹約だけで億万長者になれるわけではなく、倹約で貯まったお金は堅実な(絶対ではなく)投資や事業に回り、そのお金をさらに殖やしていきます。
となりの億万長者が億万長者になっていく過程は実際のところかなりシンプルなもので、倹約する→お金が貯まる→倹約で貯めたお金を投資や事業に回す→倹約する・・・・・の資産が殖えていくサイクルを地道にかつ淡々と回していくというものです。
倹約で貯めたお金を投資や事業に回すまでは、余程の浪費家でもない限り到達すると考えられます。しかしその後も同じように倹約して、同じサイクルを延々と回し続けることができるのがとなりの億万長者が億万長者たるゆえんです。
思い通りにいくことが比較的容易であるというのが、地味に重要なポイントになっています。稼ぐことは思い通りにいかないことがやはり多く、それが積もり積もると非常にストレスがたまるものです。
稼ぐことと節約すること。稼ぐことは、所属している会社や取引先からくるもので、思い通りにならないことが多いです。節約することは、自分の日々の心がけからくるもので、心がけ次第で思い通りにいくことが多いのではないでしょうか。
ストレスがあまりに積もりすぎると、それが思わぬ方向に爆発することが多々あります。ストレスが思わぬ方向に爆発することで、さまざまな災厄をもたらされ、それが思わぬ散財・社会的地位の失墜につながりかねません。
散財し、社会的地位が失墜すれば、もはや種銭作りどころの騒ぎではないはずです。だからこそ自分の手でコントロールが効きやすく、思い通りにいくことが比較的容易な節約が、大きな価値を持ってくるのではないでしょうか。

節約は擬似的な高額定期預金のようなもの

変な色をつけない限り、一万円の節約で得たお金は、一万円の稼ぎと同じ一万円の価値を持っています。同じ一万円を手に入れるのにも、一方は自分の手のコントロールが効きやすく、もう一方は自分の手のコントロールが効きにくい。
節約の一万円・稼ぎの一万円。まったく同じ一万円でも、そこに至る自分の手のコントロールの効き具合で、ストレスのたまる度合いがかなり違います。ストレスのたまり具合を考えると、同じ一万円でも節約で得た一万円のほうが効率的ではないでしょうか。
節約する力を身につけるのは、種銭作りに欠かせない鉄壁の守備力を見つけるようなものです。関連記事:株式投資の種銭の作り方で大事なのは攻撃力より守備力
月一万円の節約は、数千万円から数億円の定期預金を高金利で保有し、金利を得ているようなものです。月一万円の節約であれば、一億二千万円の定期預金を0.1%の金利で保有しているのと同じような効果があります(税金等は考慮せず)。
たとえ年一万円の少額の節約であったとしても、一千万円の定期預金を0.1%の金利で保有しているのと同じような効果が出るものです。節約というものを、疑似的に高額定期預金を保有していると考えていけると、節約をやってみようかという気持ちになるのではないでしょうか。

節約で万が一の減収というピンチに備えよう

一万円の節約は、もし収入が一万円下がったとき、それに耐えられる強さを与えてくれます。節約をせずにただ収入が一万円下がれば、そのまま一万円減収のダメージとなりますが、一万円の節約ができていると、一万円減収のダメージを吸収し、トントンでピンチをしのげるものです。
一万円という特定の金額に限らず、節約すること自体が収入減に対する守りの役割を果たし、ダメージに耐えられる強さを与えてくれます。
具体的に何をするのかですが、まっさきに食費へ手を伸ばしそうになりますが、狙うところはそこではありません。食が細ることで体力面で不安が出てきて、日常の仕事のパフォーマンスが下がります。関連記事:種銭作りしていたら健康診断に引っかかって栄養不足判定された
節約のために本当に狙うのは、月々一定金額で出ていく固定費です。ベタなところで電気・ガス・水道代。それ以外だとスマホ代・ニコニコ動画といったコンテンツへの月額課金といったものです。
スマホはSIMフリーのものに代えてMVNOを活用。ニコニコ動画のようなコンテンツには月額課金せず、ユーチューブ等で無料の範囲で楽しむ(今やニコニコ動画自体月額課金する価値がないですが)。こういった固定費に目をつける理由としては、固定費というものは一度落としてしまえば、その後の変動があまりないためです。その後の変動があまりないからこそ、本当に狙いをつけて削減する価値があります。

節約はとなりの億万長者たちの基本中の基本

節約の価値を本当にあなどってはいけません。アメリカのお金持ちの実像を描いた名著「となりの億万長者」でも、登場する億万長者たちはほぼ全員節約を生活習慣化しています。となりの億万長者たちが億万長者たるのは、「節約!節約!!節約!!!」「一にも二にも節約!!!」の習慣が身についているからです。
「となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則」感想という記事で、となりの億万長者の生活習慣について書いています。
となりの億万長者たちの稼ぎ方はマネできるとは限りませんが、徹底した節約習慣はマネしようと思えばマネできるのではないでしょうか。
となりの億万長者たちの節約習慣には、著作権といったものは一切ありません。マネをしても訴訟を起こされる心配もありませんので、となりの億万長者たちの節約習慣を堂々とパクってしまいましょう。
となりの億万長者たちの節約習慣を堂々とパクって、種銭を着実かつ効率的に貯めていきたいところです。
節約で種銭を積み上げた先には、個人投資家が一度はあこがれる配当金生活が待っています。配当金生活は税金がお得でサラリーマンでも拾える黄金の羽根という記事で、配当金生活について書いています。

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