まんがタイムきららで好評連載中、篤見唯子先生著・スロウスタート3巻の感想です。この3巻になっても夏休みに突入せず、文字通りのスロウな展開になっています。主人公の花名ちゃん(はなちゃん)、この3巻でもスロウだけど着実に成長している姿が見所です。
それ以外にもたまてちゃん(たまちゃん)のハイテンションギャグ・栄依子ちゃん(えーこちゃん)×冠ちゃん(かむちゃん)のほのかな百合?と、はなちゃんの成長以外にも見所満載のできになっています。

はなちゃんのスロウな成長がやはり一番の見所

中学浪人という秘密を抱えたはなちゃんが、それを抱えつつもえーこちゃんたちと心かよわせ、スロウだけど着実に成長していく姿がこの作品の見所。この3巻では秘密のことで、みんなとギクシャクするシーンはほとんどありません。
秘密のことが頭をよぎらず、自然とみんなとやり取りができているところに、はなちゃんのスロウだけど着実な成長がうかがえます。ちょろいくらい恐がりなのは相変わらずですが、1巻から読み進んでいくと、ホントにオドオドしている感じが少なくなり、芯が強くなっているところがポイントです。

たまちゃんのハイテンション以外の表情がレア

たまちゃんといえば、周りをひっかき回すムードメーカー的存在。そんなたまちゃんが普段見せそうにない照れる表情・女子力高い料理上手なところ・家計のやりくりを任されているところ。
えーこちゃんにちょっかい出してプキーとなる姿からは考えられない、レアなたまちゃんの表情と姿は見逃せません。ハイテンションなところを除けば、たまちゃんはきっといいお嫁さんになりそうです。

えーこちゃんから醸し出される百合百合しさ

えーこちゃんといえば、クイックスターターでタラシところがポイント。そんなえーこちゃんが榎並先生に見せる甘えるような言動・かむちゃんに甘える姿から醸し出される百合百合しさ。スロウスタートという作品が、はなちゃんの成長ストーリーではなく、甘い甘い百合マンガではないかと錯覚させるところは見逃せません。
百合百合しさだけでなく、はなちゃんだけに秘密を打ち明けるシーンも見応えアリです。秘密を打ち明けた相手がはなちゃんであるというところがポイントで、えーこちゃんの秘密以上にはなちゃんの想いに色々考えさせられます。

かむちゃんの優しさとすっぽ抜け

かむちゃんといえばメンバーの癒し的存在。癒し的存在であり、かつえーこちゃん最後のより所でもあります。恥ずかしさのあまり、メンタルゲージをガシガシ削られたえーこちゃんを癒す姿から、かむちゃんの優しさとほのかな百合を感じられるところは見逃せません。
あと優しさを持ち合わせながら、どこかすっぽ抜けているところが面白いです。暑いからとスカートを脱ぎ出す・履かない姿は、面白くもあり妄想をかき立てられにニヤニヤが止まりません。

サブキャラ志温ちゃん・万年さんの活躍も注目

メイン4人以外のキャラたちの活躍も見逃せません。豊満なバストをコマに乗せるネタがお約束の志温ちゃん、せっかくの女子力を維持できない万年さんの活躍は、メイン4人の良さをより引き立てています。
このふたりは、はなちゃんと同じアパートに住んでいますので、このふたりの活躍ではなちゃんの良さがより引き立つところがポイントです。万年さんは、はなちゃんの舎弟のようになっているところが面白く、イジられキャラのポジションであることがわかります。

はなちゃんの成長と百合百合しさを愛でるべし

スロウスタートという作品は、主人公・はなちゃんの成長とえーこちゃんの百合百合しさを愛でる作品といってもいいです。
主人公の成長でほっこりして、かつほのかな百合も楽しめる一粒で二度おいしいところが見所になっています。タイトルがスロウスタートというだけあり展開もスローペースで、今から読み始めても余裕で追いつけて楽しめるところがポイントです。
主人公の成長とほのかな百合、どちらかにピンとくるかたにおすすめの一冊となっています。

追記
コミックス5巻も発売されましたので感想を書いています。エントリー:実は案外ガチ百合マンガなスロウスタート5巻感想