配当金生活は税金がお得でサラリーマンでも拾える黄金の羽根

配当金生活
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配当金生活は税金が非常にお得な黄金の羽根

配当金生活は税金が大変お得な生活です。

資本主義の本質と税金の盲点を突いた合理的な生活で、あの橘玲氏が提唱する黄金の羽根そのものです。

実際に配当金生活でセミリタイアされた個人投資家さんがその点をブログで解説されていました。

手前味噌ですが、配当金生活というのは合理的にできています。
収入が分離課税の配当金だけだと、確定申告時の収入も所得もゼロ円になります。
当然(総合課税の)所得税はゼロ円になり、世帯に他に納税者が居なければ住民税非課税世帯になります。
住民税非課税世帯というのは、文句無しに低所得者となるので様々な救済措置があります。

ひとり配当金生活「配当金生活の優位性、というかズルさ」より引用

配当金による所得がありながら、書類上の所得がゼロで住民税非課税世帯になる。

配当金生活税金が非常にお得で黄金の羽根と呼べるゆえんです。

そして配当金で多額の所得を得ているにもかかわらず、書類上の所得がゼロの住民税非課税世帯であるがために、さまざまな低所得者向け救済措置を受けられます。

多額の所得があるのに低所得者扱いという、資本主義と税金の歪みを突いた黄金の羽根をつかみ取ることは、橘玲氏の著書タイトルのひとつである「貧乏はお金持ち」状態そのものです。

そして配当金に加えて、ミニマム個人事業を行うことで、資本主義と税金の歪みをさらに突くことが可能です。

[平成29年4月1日現在法令等]

青色申告者に対しては種々の特典がありますが、その一つに所得金額から最高65万円又は10万円を控除するという青色申告特別控除があります。

1 65万円の青色申告特別控除
この65万円の控除を受けるための要件は、次のようになっています。
(1) 不動産所得又は事業所得を生ずべき事業を営んでいること。

(2) これらの所得に係る取引を正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により記帳していること。

(3) (2)の記帳に基づいて作成した貸借対照表及び損益計算書を確定申告書に添付し、この控除の適用を受ける金額を記載して、法定申告期限内に提出すること。

出典:国税庁

[平成29年4月1日現在法令等]

確定申告や年末調整において所得税額の計算をする場合に、総所得金額などから差し引くことができる控除の一つに基礎控除があります。

基礎控除は、ほかの所得控除のように一定の要件に該当する場合に控除するというものではなく、一律に適用されます。

基礎控除の金額は38万円です。

出典:国税庁

ミニマム個人事業で所得をうまいこと得ても、青色申告特別控除65万円と基礎控除38万円の範囲内であれば、ミニマム個人事業の所得は非課税です。

分離課税の配当金と、青色申告特別控除65万円・基礎控除38万円の範囲内でのミニマム個人事業所得。

このふたつがコラボすることで、黄金の羽根の輝きは最高潮に達します。

当然ですが、配当金と控除範囲内でのミニマム個人事業所得による黄金の羽根コラボは、日本の税法にのっとった合法的なものです。

合法ですから、違法でもインチキでもなんでもありません。

配当金生活とは、まさに制度の歪みを合理的に利用したものであります。

橘玲氏が十数年前に提唱し、今もなお有効に機能し続ける黄金の羽根そのものです。

配当金と控除範囲内ミニマム事業所得コラボによる黄金の羽根は、制度の歪みを合理的かつ合法的に突いたもので、違法でも何でもありません。

自らも黄金の羽根を掴み取りに行くか、それとも黄金の羽根をつかんだ人に難癖付けてdisって嫉妬するだけか。

どちらを選ぶかで、人生の充実度も変わってくるはずです。

配当金生活はさらにお得!所得が一定額以下なら配当金の税金を確定申告でほぼ全額取り戻せる

多くのかたは、配当金は特定口座内で源泉徴収の申告分離課税で済ませているかと思います(私もそうでした)。

しかし、課税所得が195万以下(年収だいたい400万円くらい)のサラリーマンのかたであれば、配当金の税金を確定申告でほぼ全額取り戻すことができます。

注:簡略化のため、復興特別所得税はここでは考慮しません。

配当金を取り戻す際のポイントは、配当金を確定申告するときに、

  • 所得税の申告では総合課税で確定申告する
  • 住民税の申告では源泉分離で済ませ申告しない

以上2点を選択して申告することです。

参考:大阪市「株式等の配当等所得および譲渡所得等の申告・課税方法

なぜ課税所得195万以下(年収だいたい400万円くらい)で、配当金の確定申告方法を変えるだけで税金が取り戻せるのか。

ポイント税率にあります。配当金の申告分離課税で課される所得税率は15%で、住民税率は5%です。

しかし配当金の所得税の申告で総合課税を選択することで、配当金の所得税率が5%に下がります(課税所得195万以下の場合)。

参考:国税庁「No.2260 所得税の税率

そして配当金の所得税の申告で総合課税を選択することで、配当所得金額の10%を税額控除として受けることができます。

配当金の所得税の申告で総合課税を選択することで、課税所得195万以下であれば税率は15%から5%になります。

そして配当金の源泉分離の住民税率は5%です。

申告方法を総合課税に変えた配当金の所得税率5%に、源泉分離の住民税率5%を加えた計10%から、配当金の税額控除10%を差し引きます。

すると配当金にかかる税金はゼロ%となり、課税所得195万以下(年収だいたい400万円くらい)であれば、配当金の税金をほぼ全額取り戻せることになります。

所得が一定以下であれば、確定申告でひと工夫することで、課税された税金も取り戻せるわけですから、配当金生活が黄金の羽根であることがおわかりいただけるはずです。

あと地味に侮れないポイントは、配当金の確定申告をしても税率がゼロ%なので、所得金額の合計額には加算されないことです(課税所得195万以下の場合)。

所得金額の合計額には加算されないことで、扶養控除や配偶者控除の適用・非課税判定や国民健康保険料算定等に影響を与えずに済みます。

確定申告の申告方法を変えるという、ほんの少しのひと工夫で、配当金という黄金の羽根はさらに輝きを増していくわけです。

気をつけよう。配当金生活で貸株サービスの利用は失敗のもと

制度の歪みを合理的かつ合法的に突いた配当金生活ですが、ひとつ注意しなくてはいけないポイントががあります。

それは証券会社の貸株サービスを利用してはいけないことです。

貸株サービスから得られる貸株金利及び配当金相当額は、雑所得扱いとなり総合課税の対象になってしまいます。

貸株サービスの税金について
貸株サービスでお受け取りいただく『貸株金利』および『配当金相当額』は雑所得となり、他の所得と合算のうえ総合課税の対象となります。

原則として確定申告の際に申告をいただきますが、サラリーマンの方で給与所得以外の所得が20万円以下の場合など一定の要件を満たす場合は確定申告は不要です。

なお、配当金相当額は雑所得のため、上場株式等の譲渡損との損益通算は出来ません。
※ ご自身の申告により確定申告をしていただく必要があります。

出典:マネックス証券公式サイト

苦労してつかみ取った配当金生活という黄金の羽根も、貸株サービスを利用して雑所得を得てしまうと、総合課税所得が発生してしまいます。

配当金生活を送るくらい多額の株式を保有している方でしたら、貸株サービスの貸株金利・配当金相当額で課税世帯相当の総合課税所得を得てしまう可能性が出てくるはずです。

貸株サービスを利用して課税世帯となってしまった結果、低所得者のための様々な救済措置が受けられなくなり、配当金生活が失敗してしまう可能性が出てきてしまいます。

配当金生活を送ることと、貸株サービスで貸株金利・配当金相当額を得ることは、うまく両立できないことを意識しておきたいところです。

配当金生活を始めたら、存在感のなさを身につけよう

配当金生活に限りませんが、それなりの資産を築いたあとは要注意です。自分の腕で築いた資産を、執拗にお金をたかりにきたり妬んで足を引っ張る、嫉視の敵の標的にならないように注意しましょう。

佐賀に住んでいた金持ち消防士さんは、嫉視の敵に足を引っ張られて懲戒免職となってしまいました。

関連記事:「賃貸収入7000万円の金持ち消防士事件でわかる教訓とは?

そんなときには、一迅社から発売されているマンガ・ゆるゆりに登場する、赤座あかりの存在感のなさは大変参考になるはずです(近年では存在感のなさの設定はなくなりましたが)。

「影が薄い」

初期のほうでは、影が薄く、そのことを周囲から指摘され、本人もそれを気にしており、本人は七夕のお願いごとに「出番が増えますように」と書いたが、単行本の表紙ではちなつの髪に隠れたり、帯で隠れる位置に描かれたりと散々な扱いを受けていた。

動画工房による第1期・第2期のアニメ化でも、広告や店頭のコーナー等でも影に隠されたりする有様であった。(しまいにはアナログ放送終了のカウントダウンにまで隠される)

「\アッカリ~ン/」と言う効果音がつけられたのもこの頃で、存在感を出すためにつけられていた。

出典:ニコニコ大百科「赤座あかりとは (アカザアカリとは)

近年設定としてはなくなってしまいましたが、赤座あかりというキャラの、主人公でありながら空気のごとく影が薄く、驚くほどの存在感のなさは圧巻です。

赤座あかりの空気のごとき存在感のなさをマスターしてしまえば、自分の資産をたかりにきたり足を引っ張ったりする、忌々しい嫉視の敵の標的になるのを防げます。

佐賀県在住の金持ち消防士さんも、赤座あかりの存在感のなさをマスターしていたら、消防士を懲戒免職されることもなかったのかもしれません。

存在感のなさの価値がわかれば、これはもう赤座あかりになるスキルを身につけるしかないです。

存在感をなくしていくということは、有名税という名の税金の支払いもしなくて済むことを意味します。

ゆうめい‐ぜい〔イウメイ‐〕【有名税】

有名人であるために、好奇の目で見られて苦痛を受けたり、出費がかさんだりすることを、税金にたとえていう語。

出典:コトバンク

有名税が非課税で、無名で存在感がないことは想像以上に価値があるものです。

とある個人投資家さんがブログに書かれた一文を読むと、その価値を大いに実感できるのではないでしょうか。

有名になるということは、多くの視線を浴びるということ

今はすべてがログに残る時代

知られたくない過去が掘り返されるかもしれない
引退しても全部ログには残ったまま

昔とは比較にならないくらいに
有名になることのデメリットが大きくなっている

中略

有名人が、今の役割、立場を守り抜きたいのなら
築いてしまった役割を演じきるしかない

期待される役割を演じなくてはいけない

無名であれば、息抜きも出来るだろうけど
全展望監視システムの中で役割を
演じている有名人に隙間はあるのだろうか

大変そうだな

出典:消費せず働きもしない未来を歩む遊民の独白「役割の放棄を許さない消費者たち

ブラウザの前にいらっしゃる投資で成功しつつある方は、嫉視の敵の攻撃を防ぐためにも「ハイっ!アッー!アッー!\アッカリ~ン/」な感じで存在感をなくしていきましょう。

配当金生活という黄金の羽根を拾って税金がお得な生活を目指す

配当金生活を始めるには、マネー誌等で特集されているような、高利回り配当ランキングに騙されないところからがスタートしましょう。

特に製造業といった景気循環株(通称シクリカル株)は要注意です。景気が良いときは配当利回りも高いですが、景気が悪くなれば大幅に減配・無配になることも多々あります。

配当金生活するうえで、配当金総額が毎年激しくぶれるのは好ましくないですし、精神衛生上よろしくありません。

なので景気循環株のような銘柄は、最初から配当金生活を考えたうえでの投資対象としては外したいところです。

そして配当金生活を意識して投資するのであれば、連続増配企業のホールドで有名な億り人投資家・立川一さんが保有している、【3711】創通のような安定的に増配を重ねる企業に投資します。

関連記事:配当金生活でポートフォリオに入れておきたい連続増配銘柄

配当金生活を安定的に送るには、創通のように連続増配を続けていく企業を地道に集めていくことがポイントです。

連続増配を続ける企業は創通だけに限りません。日本の歪んだマーケットには多数の連続増配銘柄があります。

追記
【3711】創通ですが、残念ながら2018年8月期の配当金は減配となってしまいました。

2017年8月期配当金:38円
2018年8月期配当金:37円

2019年8月期は減益予想で、さらなる減配の可能性もあります。

安定して増配を続けていくことが、案外難しいということがよくわかる出来事です。

当期の配当金につきましては、上記基本方針並びに配当性向の基準に関して30%を目標とすることとし、

期末配当金について1株当たり22円(普通配当15円及び特別配当7円)とし、先に実施いたしました

中間配当金15円(普通配当15円)と合わせ、1株当たり年間37円(普通配当30円及び特別配当7円)と

させていただく予定です。

次期につきましては、減益の予想のため、1株当たり年間36円(普通配当30円及び特別配当6円)を

予定しております。内訳といたしまして中間配当金15円(普通配当15円)、

期末配当金21円(普通配当15円及び特別配当6円)を予定しております。

出典:創通平成30年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

総合課税所得がゼロで、住民税非課税世帯でありながら、配当金の増配で収入が増えていくというのが、配当金生活という名の黄金の羽根の魅力となっています。

そして配当金生活を実現した暁には、赤座あかりのごとく存在感をなくして、嫉視の敵からの攻撃を防げれば申し分ありません。

存在感をなくすことで、有名税を支払う必要もなくなります。

赤座あかりの存在感のなさは、一迅社発売のコミックス・ゆるゆりの初期で余すことなく掲載されています。

嫉視の敵の攻撃をかわすことができる、赤座あかりの存在感のなさは見どころ満載です。

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