株式投資の種銭の作り方で大事なのは攻撃力より守備力

種銭作り
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投資の種銭作りで大事なのは攻撃力より守備力

株式投資を始めるうえで種銭はいくら作るのがいいのか?

  • 10万円?
  • 50万円?
  • 100万円?
  • え?まさかの1000万円?

自分自身が置かれた環境により、その金額はいくらでも変わるはずです。

そうは言うものの、一般的な目安としてはやはり100万円ではないでしょうか。

が、たとえいくらであろうと、種銭作りで大事なのは、お金を稼ぐバリバリ攻撃力より、お金を極力減らさない鉄壁の守備力です。

お金を極力減らさない鉄壁の守備力が大事なのは、マネー本の名著「となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則」に登場する億万長者たちによってが証明されています。

億万長者たちがリアルで実践して、実際結果を出していますから、鉄壁の守備力の効果は折り紙つきです。

となりの億万長者たちは
「一にも二にも倹約!!!」
「倹約!倹約!!倹約!!!」

をスローガンにするほどに、倹約という鉄壁の守備で、お金をムダに減らさないように心がけています。

となりの億万長者たちは、倹約による鉄壁の守備力で、事業所得・給与所得といったお金をムダに減らさず守ります。

そして守ったお金を、さらに事業や投資に回していくことで、となりの億万長者たちはさらに資産を積み上げていくわけです。

倹約という鉄壁の守備力は、お金を減らさないというだけにとどまりません。

もし自分自身に万が一が起こり、稼ぐ攻撃力が一時的に低下してしまったとしても、倹約で鍛え上げた鉄壁の守備力があれば、稼ぎが減ったときのピンチをしのげます。

そして状況を立て直す余裕を作り出してくれます。

倹約で鉄壁の守備力を築き上げたITTINさんという方の、倹約に関する行動・考え方は参考になるはずです。

関連記事:【書評】ITTIN著「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」

ITTINさんはブログも書かれています。ITTINさんが築き上げた、鉄壁の守備力の秘訣が書かれていて興味深いブログです。ITTINさんのブログ>>>ITTINブログ

守備力を大きく上げる節約の力は侮れない

投資に必要な種銭を貯めるためには、どうしてもまずは稼ぐことを考えがちです。

例えば一万円を稼ごうと思えばそう簡単にいかないのは、サラリーマンであろうと自営業であろうと同じであると容易に想像できます。

一万円稼ぐことは、うまいこと自分の手ではコントロールが効くものではありません。

しかし逆に一万円節約しようと考えればどうでしょうか。

一万円の節約であれば、自分の手のコントロールが効きやすく、一万円稼ぐのと比べればずいぶんハードルが下がります。

稼いで手に入れた一万円も、日々節約して浮いた一万円も同じ一万円です。

そう考えていくと、節約というものは案外侮れない存在だと気付きます。

節約の偉大さは、明治の偉大なる大富豪・本多静六先生が実証済みです。

本多静六著「私の財産告白」で株式投資に必要な種銭を貯めるという記事で、本多先生が実践した節約の偉大さについて書いています。

節約で守備を上げたうえで、自己内利益という考え方を持って職場環境を変えると、より種銭作りがはかどります。

「年収・昇進から得られる満足感から得られる満足感」から「必要経費」を引いたものを、ここでは企業における「利益」にならって「自己内利益」と呼ぶことにします。

そうすると、自己内利益はどう算出されるでしょうか?

そう、企業における「利益」とまったく同じ方程式ですね。

自己内利益の方程式
「年収・昇進から得られる満足感」-(マイナス)「必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)」=(イコール)「自己内利益」

高い年収や昇進を求めて仕事をしても、最終的にこの「自己内利益」がプラスにならなければ、意味がありません。

個人が目指すべきは、この「自己内利益」を増やしていく働き方です。

出典:小暮太一著「働き方の損益分岐点」

自己内利益を増やせる働き方をすることで、種銭作りのスピードが上がるだけでなく、精神的苦痛も緩和することができて一石二鳥です。

関連記事:自己内利益を増やして株式投資に必要な種銭を貯める

私の体験談ですが、自己内利益を意識して転職した結果、ホワイト企業に転職することができて、自己内利益が増えて種銭が増えるスピードも加速度的に上がりました。

自己内利益の概念は、覚えておいて損がない概念です。

「自己内利益って何?」という方は、小暮太一さんの著書の一読してみるのがおすすめです。

今の働き方に対して、真摯に向き合う良い機会を持てる一冊です。

節約は擬似的な高額定期預金のようなもの

変な色をつけない限り、一万円の節約で得たお金は、一万円の稼ぎと同じ一万円の価値を持っています。

同じ一万円を手に入れるのにも、一方は自分の手のコントロールが効きやすく、もう一方は自分の手のコントロールが効きにくい。

節約の一万円・稼ぎの一万円。まったく同じ一万円でも、そこに至る自分の手のコントロールの効き具合で、ストレスのたまる度合いがかなり違います。

ストレスのたまり具合を考えると、同じ一万円でも節約で得た一万円のほうが効率的ではないでしょうか。

月一万円の節約は、数千万円から数億円の定期預金を高金利で保有し、金利を得ているようなものです。

月一万円の節約であれば、一億二千万円の定期預金を0.1%の金利で保有しているのと同じような効果があります(税金等は考慮せず)。

たとえ年一万円の少額の節約であったとしても、一千万円の定期預金を0.1%の金利で保有しているのと同じような効果が出るものです。

種銭作りに欠かせない守備力を上げる節約を、疑似的に高額定期預金を持っている考えるだけでも、節約にガチで取り組んでいこうという気にさせてくれるのではないでしょうか。

ザルで水をすくうより砂鉄を地道に集める

稼ぐ攻撃力がそこそこでも倹約という鉄壁の守備力があるほうが、稼ぐ攻撃力はとてつもないけど浪費で守備力はザル以下よりは、間違いなくよい結果をもたらします。

とてつもなく攻撃力でいくら稼いだとしても、ザルで水をすくうようにお金が出て行ってしまえば、まず種銭なんて貯まらないものです。

稼ぐ力はすごくないけど(むしろ平均レベルくらい?)、倹約という鉄壁の守備力を駆使して、砂鉄を集めるかのごとく種銭を貯めていくことで、その種銭がのちの大きな資産の礎になってくれます。

種銭を貯めはじめのころは、砂鉄レベルのお金なんて集めて何になるの?と感じるはずです。

たかが砂鉄レベルのお金でも、地道に集めてそれが塊となれば、結構大きな種銭にはなるでしょう。

砂鉄を集めた大きな塊こそが、本多静六先生が語る資産を築く基礎となる雪だるまの芯というわけです。

本多静六先生については、東証マネ部!の記事・バフェット流投資を体現した日本人 本多静六の教えも参考になるはずです。

節約は万が一のときのセーフティネットにもなる

一万円の節約は、もし収入が一万円下がったとき、それに耐えられる強さを与えてくれます。

節約をせずにただ収入が一万円下がれば、そのまま一万円減収のダメージとなります。

しかし一万円の節約ができていると、一万円減収のダメージを吸収し、トントンでピンチをしのげるものです。

具体的に何をするのかですが、まっさきに食費へ手を伸ばしそうになりますが、狙うところは食費ではありません。

食が細ることで体力面で不安が出てきて、日常の仕事のパフォーマンスが下がります。

関連記事:種銭作りしていたら健康診断に引っかかって栄養不足判定された

節約のために本当に削るべきは、食費ではなく月々一定金額で出ていく固定費です。

ベタなところで電気・ガス・水道・スマホ代・

あとはといったアプリ・動画サービス等各種サブスクサービスへの課金といったものです。

スマホはSIMフリーのものに代えてMVNOを活用。

アプリ・動画サービス等サブスクサービスは、精神衛生を保つための必要最低限にとどめます(ゼロにするのはこの時代では無理です)。

ウマ娘等のソシャゲでガチャを回すのなんてのは論外です。

固定費に目をつける理由としては、固定費というものは一度落としてしまえば、その後の変動があまりないためです。

変動があまりないからこそ、狙いをつけて削減する価値があります。

節約すること自体が収入減に対する守りの役割を果たし、ダメージに耐えられる強さを身につけさせてくれます。

倹約という鉄壁の守備力でお金を守り種銭作りに励もう

特注ロールスロイスのプレゼントをお断りしたとなりの億万長者の行動からわかるように、ステータスシンボルのようなものは無残にもお金を食い潰し、お金を守る守備力を大きく低下させます。

お金を稼ぐ抜群の攻撃力があっても、ステータスシンボルで自分自身を着飾っていては、お金を守るのに必要な守備力はザル以下で、種銭はまったく貯まりません。

億り人を目指し種銭を着実に作っていくためにも、ステータスシンボルとは距離を置き、お金を守るために欠かせない守備力の低下を防ぎます。

そして倹約で身につけた鉄壁の守備力で、投資に必要な種銭を着実に作っていくわけです。

倹約で磨き上げた鉄壁の守備力で守り着実に作った種銭が、のちの大きな資産の土台になっていきます。

そうとわかればステータスシンボルとは距離を起き、倹約で鉄壁の守備力を身につけて種銭作りに励みたいところです。

大きな資産のための土台を作ったら、配当金生活も視野に入ります。

配当金生活は税金がお得でサラリーマンでも拾える黄金の羽根という記事で、配当金生活について書いています。

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