億り人(おくりびと)を目指すまでの生活で種銭はやはり大事

ザイ・オンラインに掲載されていた、連続増配銘柄への投資で有名な個人投資家・立川一さんの億り人記事が一時期話題になっていました。該当記事
立川一さんの億り人記事を見てわかるのは、投資に必要な種銭を貯めることの重要性が、あらためて浮き彫りになったということです。
立川一さんは、ヤフオクの売上・クレジットカードのポイント・株主優待といった、小さな小さな積み重ねで種銭作りに励んできました。

小さな小さな積み重ねが、立川一さんを億り人投資家へと導いていった基礎になっているわけです。

今日は久しぶりにゆうちょ銀行に行きました。ヤフオクで売れた代金が振り込まれてだいぶ貯まっていました。
その後、ビックカメラsuicaカードの更新に伴う旧カードのチャージの換金に行きました。suicaのオートチャージ残高が新カードに申し継がれないようで、viewのATMで換金する必要があるのです。
セイジョーでココカラファインの優待を使って買物をして帰宅しました。
帰宅後、ジャックスのリーダーズカードのポイントが貯まっていたので早速アマゾンのデポジットに換金。
そして、郵便受けを見ると駐車場を利用するとポイントがたまるタイムズクラブカードが届いていました。

Value Investment since 2004 長期に配当収入増加と資産形成を目論む立川一の投資日記「これらを合計しても……」より引用
ゆうちょ銀行に振り込まれたヤフオクの売上・ビックカメラsuicaカードのポイント換金・ココカラファインの株主優待で買い物。数々の「これらを合計しても……」、どれも取っても株式市場の動きと比べれば本当に小さなのもです。
それでも現実は、この「これらを合計しても……」の積み重ねが、立川一さんが億り人投資家になるために必要な、種銭作りの土台になっています。
株主優待でティッシュ・トイレットペーパーを自給自足するで書きましたが、立川一さんは種銭作りの土台を活用した株主優待で、生活必需品をまかなっている状態です。
株主優待を利用することによる生活必需品コスト削減で、種銭作りの土台はさらに強固になっていきます。

なぜ種銭を貯めることがそこまで重要?

たとえば同じ年間10%のパフォーマンス。種銭10万円だと1万円の利益にしかなりませんが、種銭100万円だと10万円の利益です。種銭の量が違うだけでこれだけの差が出ます。
当たり前といえば当たり前なのですが、種銭の金額がが多ければ多いほど、たとえ平凡なパフォーマンスでも大きく資産を増やすことができるというわけです。
平凡なパフォーマンスでありながらも、金額としては巨額なお金を生み出している状態は、まさに金が金を産んでいる状態といえます。

そんなに大事な種銭。どうやって貯める?

立川一さんが地道に積み上げていった、種銭の多くの部分は労働収入によるものです。種銭の一部に親戚からの遺産もあるそうですが、半分以上は労働収入によるものとのこと。莫大な遺産をアテにできる人はそうそういません。
労働収入が侮れないことについては、株式市場が不穏なときに備えて労働収入で種銭作りに励もうという記事で書いています。
銀のスプーンをくわえて生まれてこない限り、基本的に種銭の大部分は労働収入で作ることになるでしょう。ラクして億り人になれるわけもなく、悲しいですがこれが現実なわけです・・・・・(涙)

種銭作りの参考になる、本多静六先生の「四分の一貯金法」

種銭作りに励むうえで非常に参考になるのが、大学教授でありながら、現在のレートで数百億の資産を築いた明治の大富豪・本多静六先生の「四分の一貯金法」です。
「四分の一貯金法」とは、収入が入ったらその四分の一を、容赦なく強制的に天引き貯金してしまうという貯金法となっています。
「四分の一貯金法」については、本多静六著「私の財産告白」で配当金生活の種銭の貯め方を学ぶという記事で詳しく書いています。
お金が残ったら貯金・・・ではなく、お金が入った時点で強制的に貯金というところがポイントです。
お金が入った時点で、強制貯金したぶんはなかったことにしてしまうと、四分の一貯金法は続けやすくなります。なかったことにしてしまうことで、自分の中の天使と悪魔の戦いに打ち勝てるはずです。

四分の一貯金法。最初のお話にならない生活をどう乗り越えるか

四分の一貯金法を実践されていた本多静六先生。自らの著書「私の財産告白」で、四分の一貯金法を実践したてのころは、「まったくお話にならない生活であった」と振り返っています。

四分の一貯金法。最初のころはお話にならないレベルの生活

本多先生は四分の一貯金法を実践されていた最初のころ、生活レベルは全くお話にならないものだったとのこと。四分の一貯金法で、最初から給与の四分の一を天引きしてしまうので、月末になると金欠となりごま塩ごはんで乗り切っていたそうです。
本多先生の子どもたちが、月末になると「今夜もごま塩?」と悲しそうにするところから、本多先生の四分の一貯金法実践初期は本当にお話にならないレベルの生活であったことがよくわかります。大人は我慢すればいいですが、子どもは正直なところがここではつらいところです。

子どもたちをなだめるのは大変でしたでしょうが、数多のピンチをごま塩で乗り切り続け、四分の一貯金法の実践を続けてきたことが、のちの数百億の土台になっています。

四分の一貯金法の最初で起こる、このお話にならない生活をどう乗り越えるか。
ただ無目的にやっているとつらいですが、「これを乗り越えれば、立川一さんのが持っているような、連続増配銘柄をゲットできる金が手に入るんだ!」と感じ取れれば大丈夫です。
連続増配銘柄のような、お金を産み出す金のガチョウこと連続増配銘柄が手に入ることを考えていれば、四分の一貯金法でぶつかるお話にならない生活も乗り越えられます。

参考:立川一さんが保有しているポートフォリオ内の連続増配銘柄たち

  • 【2185】シイ・エム・シイ
  • 【2198】アイ・ケイ・ケイ
  • 【2412】ベネフィット・ワン
  • 【3654】ヒト・コミュニケーションズ
  • 【3711】創通
  • 【3712】情報企画
  • 【3834】朝日ネット
  • 【4345】シーティーエス
  • 【4666】パーク24
  • 【5819】カナレ電気
  • 【7148】FPG
  • 【7164】全国保証
  • 【8898】センチュリー21
  • 【9658】ビジネスブレイン太田昭和
  • 【9787】イオンディライト
  • 【9795】ステップ
  • 【9994】やまや
本多先生自身も、貧乏や苦しさといったことはさっさと経験しておくと、あとが楽になると語っておられるくらいですから。逆に初めのうちが楽だと、あとが苦しくなると語っているところがポイントです。

お話にならない生活を乗り越えても、あわてて株を買う必要はありません

四分の一貯金法で起こる、お話にならない生活を乗り越え、しっかりと種銭を貯めた後でも、あわてて株を買う必要はありません。
特に最近のような、少しマーケットがふわついた雰囲気に包まれている時期。立川一さんが保有しているような、連続増配銘柄の多くは株価も騰がりすぎています。
騰がりすぎて高いものを無理して買う必要はまったくありません。株もスーパーで買い物するのと同じことです。安くなった時に買いたいものです。

種銭の多さでパフォーマンスを出す立川一さんの投資手法は再現性が高い

立川一さんは、種銭約4000万円を1億5000万円まで増加させました。約4倍ですので、何十・何百倍のパフォーマンスと比べれば、実に平凡で刺激がありません。
何十・何百倍のパフォーマンスは、見ているぶんには楽しいですが再現できるか怪しいところではないでしょうか。逆に考えると、平凡で刺激が少ないパフォーマンスは、何十・何百倍のパフォーマンスと比べて再現性が高いということです。
立川一さんの連続増配銘柄に投資する手法は、異常なパフォーマンスと比べて平凡すぎて刺激がまったくありません。
刺激がなく、たとえ投資手法が平凡であろうと、億り人になれることは立川一さんが証明しています。
連続増配銘柄とあわせて、株主優待をうまく活用することで、立川一さん含めて数多くの億り人投資家さんたちが、さらに富を増やし続けています。関連記事:株主優待でティッシュ・トイレットペーパーを自給自足する
連続増配銘柄で億り人化は、投資をするための種銭と連続増配銘柄をホールドし続ける握力があれば、立川一さんと同じ現実を起こせる可能性が高いわけです。
立川一さんの投資手法を入金投資法といってバカにする人もいます。しかしバカにしている入金投資法というのは、立川一さんが連続増配銘柄を買い増すための入金とはまったくの別物です
入金投資法についていは、「立川一さんが語る株式投資で入金。入金投資法とはまったくの別物という記事で書いています。
立川一さんの投資手法は、種銭さえしっかり貯めれば再現性は非常に高いです。再現性が非常に高いとなれば、今から種銭作りに励みたくなるものです。

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